2026/03/11 12:39

なぜ、私の作る椅子は安いのか。
正直に答えます。

「手で作ったから高い」は、違うと思っています。
機械にできないことだけ、手でやる。
だから、値段は正直でいられる。

実際のところ、同じ形状の木を機械で削り出したものか、
手で削り出したものか、物だけで見分けることは職人にも困難です。
であれば、見分けのつかない部分を「手作りです」と言って高く売ることに、私は意味を感じません。

座りやすい椅子の形状は、先人たちがすでに研究しつくしています。
その知見を継承しながら、機械や量産工場が得意な部分は徹底的に効率化する。
そして、ペーパーコードの編み込みなど、量産工場のレーンでは出来ない、
個人の手作業が入ることで、オリジナルの色や柄に1つ1つ答えることが出来る。

「機械だけでできる工業製品じゃ味気ない」
「皆と同じものは嫌だ、オリジナルな一品物が欲しい」
「職人の技や技術の見える物がいい」
「座り心地も譲れない」
「高いと買えない」 

そんな気持ちに、正直に応えたいと思っています。

一品物だからと言って全てを手作りにして高価格にし、
家具を高所得者だけの楽しみにするのは間違っている、と私は考えます。

より多くの方の手に届く価格で、座り心地がよく、
オリジナリティのある家具を届けること。それが、私のものづくりです。