2024/08/20 10:45
おはようございます。
本日も、私の個人的意見ではありますが、
ペーパーコードについて思うことを書こうと思います。
ペーパーコードの椅子は和風な部屋・洋室どちらにも馴染みやすい。
まずこれは、私だけでなく多くの家具業界の方が言っていることかと思います。
本日は、なぜペーパーコードは和でも洋でも馴染むと言われているのかを
私なりに考えます。
まず1つ目の理由として、和室には畳があり、
畳(イ草)がペーパーコードを彷彿とさせるからではないでしょうか?
(近年の畳は、イ草ではなく和紙や樹脂が使用されていることもあり、
より一層ペーパーコードと染みやすくなっているように感じます)
2つ目の理由として、ペーパーコードの家具といえばYチェア(CH24)を
思い浮かべる方が多いためと考えます。
Yチェアはデンマークでできた北欧家具ですが、元々のデザインは
中国の椅子を参考にデザインしたチャイニーズチェア(FH1783)から派生したものです。
参考にされた中国の椅子(クァン・イ)の座面はペーパーコードではありませんが、
Yチェアは、クァン・イとペーパーコードがうまく馴染むデザインになっていることで、
中華風の部屋にも馴染むデザインになっています。
(北欧の家に向けてデザインされているので、もちろん洋風な部屋にも馴染みます)
中華風の部屋に馴染むということは、自然と和室にも馴染みやすくなります。
なぜなら、日本建築は中国建築から強い影響を受けているからです。
日本建築は、日本独自の進化もあり、中国建築と違う部分も多くありますが、
全体の雰囲気から、木+ペーパーコードの家具が和室に馴染みやすい家具と
なっているのではないかと考えます。
畳の上に、4つ脚の椅子を置くと畳が傷みますので、和室用として
すりあし構造のペーパーコードチェアが世の中にもっとあって
良いのではないかな?と個人的に思っています。